記事一覧

仙禽 初槽 直汲み 中取り

ファイル 2708-1.jpg

栃木県の仙禽(せんきん)
丁寧な仕事が感じられる、口当たりのいい飲みやすい日本酒です。
続き
【株式会社せんきん 薄井一樹専務のコメント】
平成26酒造年度の初しぼりです。当蔵では初しぼりを初槽と読んでいますが、今年の初槽も槽口(亀口)から直接、直汲みし一本一本その場で手詰めをしています。すなわち、槽口から垂れるしずくを空気にふれる事無く、並行して瓶に直汲みをしているわけです。上槽日と詰め口日が同日という事だけでなく、同時間であるわけです。この並行作業は途方もなく手間暇がかかる方法ですが、酒が空気にふれる事無く、完全無垢のまま瓶囲いが可能になります。しぼりたて特有の荒々しさよりも、圧倒的に美しい酒質に仕上がっています。仙禽特有の酸味は後ろに控えていますが、上品極まりない甘味が美しくまとまり「あらばしり」「中取り」「せめ」それぞれの特徴を十二分に発揮した、渾身のファーストタンクです。
「中取り」という事で「あらばしり」よりも落ち着きがあり、贅沢な甘さを主張しています。やはり上等な白ブドウのような香りをちりばめ、しっかりと美しいボディを表現します。濃醇な甘味と追いかけるように静寂な酸が見え隠れします。この高次元な甘味と酸味のバランスは仙禽の得意とするところですが、昨年と比較すると明らかに綺麗に、美しくまとまっています。
ファイル 2708-2.jpg
とにかく旨い!
これ大好き!

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://www.hiratake.net/cgi-bin/diarypro/diarypro/diary-tb.cgi/2708

トラックバック一覧